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AIでブログ記事を100本つくって分かったこと|運用の学びと失敗
コンテンツマーケティング

AIでブログ記事を100本つくって分かったこと|運用の学びと失敗

#生成AI#SEO
公開日 2026.10.27更新日 2026.10.27
監修者 鹿又勇太
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当社では、ブログ記事の下書きをAIに任せ、人が内容を確認・承認してから公開する体制をとっています。この体制で、約4か月のあいだに100本を超える記事を公開しました。結論から言うと、AIを使えば記事の本数は簡単に増やせます。一方で、本数が増えるほど「似た記事の重複」「リンク切れ」「承認待ちの滞留」といった、量産ならではの問題が表に出てきました。この記事では、運用の中で実際に起きたことと取った対策、そして記事の価値を分けると感じたポイントを、運用記録として紹介します。

100本つくって分かったことの要点

この記事の要点

  • AIを使うと、記事の本数は人の手が追いつかないペースで増やせる。
  • 本数が増えると、似たテーマの重複・リンク切れ・承認待ちの滞留が起きやすくなる。
  • 記事の価値を分けるのは本数やテーマの網羅ではなく、自社にしか書けない一次情報。

AIに記事を書かせるときに難しいのは、書くことそのものより「何を書かないか」「どこで人が止めるか」を決めることでした。以下で、具体的に起きたことを順に説明します。

当社の記事制作の体制

記事制作は、テーマ選定から公開までを次の流れで進めています。

  1. AIが既出の記事と企画台帳を確認し、主題とキーワードが重ならないテーマを選ぶ。
  2. AIが手順書(スキル)に沿って、本文・FAQ・SEOタイトル・タグなどをすべて作成する。
  3. AIがCMSに「下書き」として登録する。AI側のツールは下書きしか作れない設計にしている。
  4. 人が管理画面で内容を確認し、承認したものだけを公開する。

AIが担当するのは下書きの登録までで、公開の判断は必ず人が行います。AIに業務を任せる体制の全体像はAI組織の作り方で紹介しています。

起きたこと1:似たテーマの記事が増える

最初に表れた問題は、テーマの重複です。AIは記事ごとに「良いテーマ」を選ぼうとするため、同じ用語の解説や、言い回しだけが違う記事が少しずつ増えていきました。

似た記事が並ぶと、検索エンジンからはどちらを評価すべきか判断しにくくなり、評価が分散するおそれがあります。これはカニバリゼーション(共食い)と呼ばれる状態です。

対策として、テーマを選ぶ前に公開済みの記事と承認待ちの下書きをすべて一覧で確認する手順を必須にしました。さらに、既出の記事とタイトルが似ている場合は、下書きの登録自体を拒否する重複ガードをツールに組み込みました。拒否されたときは、AIに別のテーマで作り直させます。

公開済みの記事だけを見て重複を確認すると、承認待ちの下書きと同じテーマを繰り返し作ってしまいます。承認前の下書きも「既出」として扱うのがポイントです。

起きたこと2:存在しないURLへのリンク

次に起きたのが、内部リンクのリンク切れです。AIは「ありそうなURL」を推測で書くことがあり、存在しないページへのリンクが入り込み、404エラーになる事故がありました。

対策として、手順書に「リンクは実在を確認したURLにだけ貼る」と明記し、記事のIDは実際の記事一覧と照合してから使うルールにしました。公開前には、記事内のリンクがすべて正常に開けるかを確認する工程も入れています。

AIは文章としては自然なリンクを書くため、読んだだけではリンク切れに気づきにくいのが厄介な点です。人の確認に頼らず、仕組みで止めることが必要でした。

起きたこと3:承認待ちが溜まる

3つ目は、承認待ちの滞留です。AIは人よりはるかに速く下書きを作れるため、確認する人の時間が追いつかず、承認待ちの下書きが積み上がっていきました。

ここで分かったのは、記事制作のボトルネックは書く工程ではなく、確認する工程に移るということです。AIに作らせる本数は、人が責任を持って確認できる量に合わせて決める必要があります。

AIを使った記事制作の仕組みづくりや、運用ルールの整理をお手伝いします。

無料で相談する

記事の価値を分けたのは一次情報

100本を振り返って強く感じたのは、記事の価値を分けるのは本数やテーマの網羅性ではないということです。一般的な用語解説や手順の記事は、AIで手早く作れる反面、ほかのサイトにも同じような内容がすでにあります。

一方で、自社で実際に運用して分かったことや失敗談は、ほかのサイトには書けません。検索エンジンやAI検索が重視する「経験」に基づく情報でもあります。現在は、AIに任せる部分と、人の経験を入れる部分を分けて記事を作るようにしています。

  • AIに任せる部分:構成、用語の定義、手順の整理、FAQ、SEO設定。
  • 人が入れる部分:自社で実際に起きたこと、判断の理由、失敗と対策。

あわせて、記事ごとの成果を測る仕組みは、量産を始める前に整えておくべきでした。どの記事が読まれているかが分からないと、次に何を書くべきかを判断できません。

これからAIで記事を量産する人へ

AIで記事制作を始めるなら、次の点を先に決めておくと、後から手戻りが少なくなります。

  • 既出の記事(承認待ちの下書きを含む)を確認してからテーマを選ぶ手順。
  • AIは下書きまで、公開は人が承認する体制。
  • リンクは実在を確認したURLだけに貼るルールと、公開前のリンク確認。
  • 人が確認できる量に合わせた制作ペース。
  • 記事ごとの成果を測る仕組み。
  • 自社の経験を入れる余地のあるテーマ選び。

まとめ

  • AIを使えば、記事の本数は短期間で大きく増やせる。
  • 量産すると、テーマの重複・リンク切れ・承認待ちの滞留が起きやすい。
  • 重複は既出確認と重複ガード、リンク切れは実在確認のルールで仕組みとして防ぐ。
  • 制作ペースは、人が確認できる量に合わせる。
  • 記事の価値を分けるのは、自社にしか書けない一次情報。

記事制作をマーケティング全体の中でどう位置づけるかは、コンテンツマーケティングとはで解説しています。狙うキーワードの決め方はSEOキーワード選定のやり方も参考にしてください。記事制作や運用の体制づくりについては、サービス一覧からご確認いただけます。

よくある質問

A

AIで作ったこと自体が不利になるわけではありません。Googleは、作り方よりも内容が読者の役に立つかどうかで評価するという方針を示しています。ただし、検索順位の操作を目的に内容の薄い記事を大量に作ることは、スパムとして扱われるおそれがあります。

A

記事ごとの指示よりも、繰り返し使える手順書を用意するのが効果的です。検索意図の決め方、見出しの構成、文字数、禁止表現、リンクのルールなどをまとめておくと、記事の品質がそろいます。差し戻しの理由を手順書に反映すると、同じ指摘を繰り返さずに済みます。

A

内容が充実しているほうの記事に情報を集めて1本にまとめ、もう一方のURLからまとめた記事へ転送するのが一般的です。主題を分けられる場合は、片方を別の角度の記事に書き直す方法もあります。どちらの場合も、元のURLへの内部リンクは貼り替えます。

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