営業資料やサービス紹介、ピッチ資料のデザインを外注したいものの、費用が読めず一歩を踏み出せない方は多いはずです。プレゼン資料デザインの外注費用は、内容やページ数で数万円から数十万円まで幅があります。この記事では、費用の目安と内訳、依頼先ごとの料金の違い、失敗しない選び方と依頼前の準備までを、発注する側の視点で整理します。デザイン会社に頼むべきか、まず社内で用意すべきかの判断材料としてお使いください。
この記事の要点
- プレゼン資料デザインの外注費用は、デザインのみで1ページ3,000〜10,000円、構成から任せると1ページ5,000〜20,000円が目安(2026年時点)。
- 費用はページ数・構成作成の有無・修正回数・納期の4要素で決まる。
- 依頼先はフリーランス・資料作成代行サービス・デザイン会社の3種類で、料金と対応範囲が異なる。
- 原稿と目的を先に固めるほど、費用も納期も抑えやすい。
プレゼン資料デザインの外注費用は1ページ3,000円〜が目安
プレゼン資料デザインの外注費用は、デザインのみを依頼する場合で1ページあたり3,000〜10,000円、構成(ストーリー設計)から任せる場合で1ページあたり5,000〜20,000円が一般的な目安です(2026年時点)。20ページ前後の営業資料を一式で依頼すると、総額はおよそ10万〜60万円の範囲に収まります。
金額の幅が大きいのは、同じ「資料デザイン」でも作業範囲が異なるためです。既存の原稿に体裁を整えるだけなのか、伝える順番から一緒に考えるのか、テンプレート(ひな形)を作って社内で量産できるようにするのかで、必要な工数が変わります。まずは自社が「どこまで任せたいか」を決めることが、費用を見積もる出発点になります。
プレゼン資料デザインの外注とは
プレゼン資料デザインの外注とは、営業資料・サービス資料・投資家向け資料などのスライドを、外部の専門家に依頼して見やすく整える作業を指します。文字情報を図解や表に置き換え、配色や余白を整え、伝えたい要点が一目で伝わる状態にすることが目的です。
対象になる資料は幅広く、商談で使う営業資料、Webサイトからダウンロードしてもらうサービス資料、採用説明会のスライド、経営会議や投資家向けのピッチ資料などが含まれます。いずれも「読む資料」ではなく「見せながら話す資料」であり、情報を詰め込むほど伝わりにくくなる点が共通しています。外注では、この情報の取捨選択とビジュアル化を専門家に任せることになります。
プレゼン資料デザインの費用を左右する4つの要素
見積もりの金額は、主に次の4つの要素で決まります。相見積もりを取る際は、この4点の前提をそろえて比較すると差が見えやすくなります。
要素 | 費用への影響 | 確認しておくこと |
|---|---|---|
ページ数 | 単価×枚数が基本。枚数が増えるほど総額は上がる | 完成イメージの想定枚数 |
構成作成の有無 | 原稿・構成から依頼すると単価が上がる | 原稿は自社で用意できるか |
修正回数 | 無制限か、2回まで等の上限があるかで総額が変わる | 修正の回数と追加費用の条件 |
納期 | 短納期・特急は割増になることがある | いつまでに必要か、余裕はあるか |
特に差が出やすいのが構成作成の有無です。話す順番やメッセージが固まった原稿があれば、デザイナーは体裁を整える作業に集中でき、単価も抑えられます。逆に「伝えたいことは決まっていない」状態から依頼すると、構成設計の工数が上乗せされます。修正回数は見積書に明記されないこともあるため、契約前に必ず確認しておくと、後からの追加費用を防げます。
依頼先の種類と料金の違い
依頼先は大きくフリーランス、資料作成代行サービス、デザイン会社の3種類に分かれます。料金の安さと対応範囲・安定性は基本的にトレードオフの関係にあります。
依頼先 | 費用の目安(1ページ) | 向いているケース |
|---|---|---|
フリーランス・クラウドソーシング | 2,000〜8,000円 | 予算を抑えたい、原稿が固まっている |
資料作成代行サービス | 5,000〜15,000円 | 構成から任せたい、枚数が多い |
デザイン会社 | 8,000〜20,000円 | ブランドを反映したい、継続的に相談したい |
フリーランスやクラウドソーシングは費用を抑えやすい一方、担当者ごとに品質や進行管理にばらつきが出ることがあります。資料作成代行サービスは構成からデザインまで一括で対応する事業者が多く、枚数の多い資料に向いています。デザイン会社は単価は高めですが、ロゴやコーポレートサイトと世界観をそろえたい場合や、資料を継続的に更新していきたい場合に相談しやすい相手です。ロゴやパンフレットとトーンを統一したいときは、会社案内パンフレットの作り方もあわせて確認しておくと、発注時の判断がしやすくなります。
テンプレート(ひな形)を作って社内で量産する方法もあります。表紙・中面・図解パターンなどの型を10万〜30万円程度で作成し、以降は社内で差し替える運用です。資料を作る頻度が高い場合は、都度外注より総額を抑えられることがあります。
失敗しない依頼先の選び方
依頼先を選ぶときは、価格だけでなく次の観点をそろえて比較します。安さだけで決めると、修正が有料で膨らんだり、伝えたい意図が反映されなかったりすることがあります。
- 過去の制作実績が公開され、自社の資料に近いテイストがあるか
- 見積もりに含まれる作業範囲(構成の有無・修正回数)が明記されているか
- 元データ(編集可能なファイル)を納品してもらえるか
- 納期と、遅延時・特急時の条件が事前に示されているか
- 連絡手段とレスポンスの早さが、自社の進め方に合うか
特に見落としやすいのが、編集可能な元データを受け取れるかどうかです。PowerPointやKeynoteの編集ファイルを納品してもらえれば、以降の細かな差し替えを社内で行えます。画像化された納品のみだと、数字の更新のたびに再依頼が必要になり、長期の運用コストが上がります。
資料の目的や枚数から、依頼範囲と進め方を一緒に整理します。
外注する前に準備しておくこと
外注の費用と納期を抑える最大のコツは、依頼前に自社側で決められることを固めておくことです。次の順で準備すると、認識のずれによる手戻りを減らせます。
- 資料の目的と相手を1文で書き出す(誰に、何を判断してほしいか)。
- 伝えたい要点を3〜5個に絞り、話す順番を決める。
- 各ページに入れる文章・数値・図の素材を用意する。
- 参考にしたい資料やトーンのイメージを2〜3点集める。
- 想定ページ数・納期・予算の上限を決めておく。
ここまでを用意できると、デザイナーは体裁づくりに集中でき、構成設計の工数分だけ費用を抑えやすくなります。原稿づくりの進め方に迷う場合は、文章を用意する考え方が近い記事作成代行の費用相場の準備の項も参考になります。まだ社内に依頼できる制作パートナーがいない場合は、CatalyDesignのサービス一覧から対応範囲を確認できます。
よくある失敗と注意点
プレゼン資料の外注でつまずきやすいのは、費用面よりも進め方の設計です。次の3点は事前に避けられます。
原稿が固まらないまま依頼を始めると、構成のやり直しが発生し、修正回数の上限を超えて追加費用がかさみます。要点と順番だけでも先に決めてから渡すのが安全です。
また、修正回数の条件を確認しないまま進めると、想定より総額が膨らむことがあります。契約前に「初回デザイン+修正◯回まで」といった範囲を書面で確認しておきましょう。さらに、デザインの見た目だけを重視すると、肝心のメッセージが弱くなることがあります。見やすさは手段であり、目的は相手に判断・行動してもらうことだという前提を、依頼先と共有しておくことが大切です。
まとめ
プレゼン資料デザインの外注費用は、デザインのみで1ページ3,000〜10,000円、構成から任せると1ページ5,000〜20,000円が目安です(2026年時点)。金額はページ数・構成の有無・修正回数・納期で変わり、依頼先もフリーランス・資料作成代行サービス・デザイン会社で料金と対応範囲が異なります。安さだけで選ばず、作業範囲と元データ納品の条件を見積もり段階で確認することが、長期の運用コストを抑える鍵になります。目的と要点、想定枚数を先に固めてから相談すれば、費用も納期も見通しが立てやすくなります。CatalyDesignでは、資料の目的整理から依頼範囲の設計までご相談いただけます。



